La Renaisannse De Sankodo
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命の拍動をつなぐ ~三幸産業グループビルの自衛消防訓練 AED訓練講習編~

弊社が管理受託しております三幸産業グループビルでは、年2回、ビルごとの自衛消防訓練を実施しております。
2023年12月14 日、各ビルによる避難訓練と消火訓練、その後に講師を招いてのAED訓練講習を実施いたしました。

※写真は2023年の訓練の様子

自衛消防訓練の様子

1) AED講習

避難訓練の後、テナント従業員様にご参加いただき、AEDの操作と胸骨圧迫(心臓マッサージ)の実技講習を行いました。最初に講師よりAEDの使用方法や使用の際の注意点、そして胸骨圧迫(心臓マッサージ)のレクチャーを受けました。

1-1)ケースに収納されているものについての説明

講師による機材の説明と胸骨圧迫のお手本の後に、AED訓練人形を昏倒した人に例えての、意識不明者発見から救急車到着までのロールプレイ体験訓練を行いました。

1-2)AED訓練人形を使った体験訓練 胸骨圧迫リレーの様子

ロールプレイは 周囲の人と連携しながら消防署へ連絡し、救急車の到着までの間、AEDの使用と胸骨圧迫を複数人でリレーしながら続ける、というものです。
胸骨圧迫は、動作そのものは単純ではありますが思いのほか力と時間を必要とします。
訓練人形に動作判定のランプがついています。膂力が弱い、手の位置がずれるなど、加圧が不十分となるとNGランプが点灯します。

1-3)本講座で使用の訓練人形によるNG/OKの判定

胸骨は心肺を守っている肋骨を束ねています。その骨ごと後ろにある心臓をポンピングするのですから、力を必要とするのは当然と言えば当然です。ひとりが処置し続けることでペースが落ちたり圧力が弱まったりしないように交代するのです。

1-4)AEDが到着 電極パッドを準備する間も胸骨圧迫リレーは続く
1-5)AEDの心電図解析開始 音声に従い全員が患者(人形)から離れる

救急隊員に引き継ぐか、昏倒した人の意識が戻って動けるようになるか、AEDの指示があるまでは胸骨圧迫を続けます。
消防庁の「令和4年版 救急・救助の現況」によれば “令和3年中の救急自動車による現場到着所要時間(入電から現場に到着するまでに要した時間)は、 全国平均で約 9.4 分”と記載されています。
前述のように胸骨圧迫には見た目以上に体力を使います。救急到着を待つ間、周囲との連携が何よりも重要なカギとなるでしょう。

人の命に関わる緊急事態など起きてほしくないものです。しかし、普段の生活の中で、自宅で家族が、勤務中にお客様あるいは同僚が、病気や事故によって突然倒れてしまう、そんな場面に立ち会わないとも限りません。
救急救命の知識と体験が、そのような万が一の事態の中で一命をつなぎとめるものとなればと願います。

三幸産業では、ビル利用者様・近隣区域ご訪問中の方への安全と安心への一助として、各ビルにAEDを設置しています。緊急事態の人命救助にどうぞお役立てください。

2) 避難訓練 / 消火訓練

ビルごとに避難訓練、そして消火訓練を行いました。

2-1)避難訓練:訓練の開始 係員が報知器を鳴らす
2-2)避難訓練:避難経路を通って屋外へ向かう訓練参加者
2-3)消火訓練:訓練用の水消火器で炎に見立てたコーンの根本を狙う

おわりに

消防訓練・AED講習実施の間、入居テナントの皆様やビルご利用のお客様、近隣の皆様方には、ご理解・ご協力をいただき誠にありがとうございました。お忙しい中、訓練に参加していただきましたテナント従業員の皆様方には、御礼申し上げます。

今後も建物利用者様にとって、より安心・安全な環境構築の助力となりますよう努めてまいります。ぜひ、防災について興味をお持ちいただき、多くの方にご参加いただければと思います。
何卒よろしくお願い申し上げます。

弊社では防火対象物定期点検・防火設備定期検査・消防設備定期点検に関するご相談を承っております。どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

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